マッチョ VS No.1キャバ嬢~マウンティング合戦の果てに~
「風邪ひいてるキャバ子と会ってもつまらんし今度にしよ。」
ピコン!『飲んでるうちに治るからでえじょぶだぁ~!』
アポ決行か…
仕事帰りに声かけした案件でJDキャバ嬢、その日は太い客と食事に行くからとのことで後日アポ。
ラインラリーでもむちゃくちゃノリがいいため
少しぶっこんでおく。
「ムダ毛剃って来いよ。」
『やる気満々か。絶対やらんからなw』
「いや、やらんでもいいからムダ毛は剃れよw」
『全身脱毛してるしw』
これで負ければアポ7連敗!逆においしい。とか言ってる場合じゃねえ!!!
断固勝つべし!
そして当日…
アポ相手が珍しく遅刻せずに到着するも、マッチョが仕事グダで10分の遅刻。さらに仕事事情により現地から車で帰るため飲酒不可。等々のアクシデントを抱えながらもキックオフ!
キャバ子が微妙に標準語で違和感を感じつつもぼちぼち和む。
キャバ子「実はキャバクラ辞めたんだー」いきなりのアイデンティティ喪失!?
マッチョ「へーなんで?」
キャバ子「この前食事行くって言ってたお客さん。でっかい財布に百万円とか入れて持ち歩いてる社長さんなんだけど、どんどん迫ってきて、店長もヤレよみたいな感じで言ってくるし。No.1だととほかの子からの嫉妬とかもあるし、かわいいと大変なんだよ。」さらっとNo.1アピール。
マッチョ「自分でかわいいとか言うかw」
キャバ子「もうだってかわいいってわかってるし。ここで謙遜してもめんどくさいでしょw」
マッチョ「そこまで潔いと逆にすがすがしいなw」
そして始まるマウンティング合戦…
キャバ子「実は中学までアメリカにいたから英語だけは得意なの。TOEIC何点くらい?」
マッチョ「990点やで。」うそ1
キャバ子「この前〇〇のモデルやったんだよー」
マッチョ「奇遇やな。俺も学生のときにふんどしのモデルやってたで。」うそ2
キャバ子「私のお兄ちゃん凄いんだよ。外資系金融で年収〇千万なの。」
マッチョ「それウチの取引先やん。んじゃどっかで会ってるかも知れへんな。」うそ3
キャバ子「ていうか会社どこなん?」
マッチョ「秘密。会社名で口説くようなことはしたくないから。」個人情報を守りつつ大物っぽくかわすフレーズ。今日のお気に入り。
マッチョ「ていうかさっきからむっちゃ俺のこと知りたがるよなwどんだけ好きやねんw」ちょいちょいネグを挟んでおく。
キャバ子「違うしーw なんでそんな自信満々やねんw」
キャバ子「それでお兄ちゃんの彼女は〇〇の社長の娘やねん。でも嫌い。可愛くないし。」
マッチョ「なんかさっきからえらいかわいさにこだわるよなw」
キャバ子「こだわるよー。私それしか取り柄ないし…」
マッチョ「せやなw」
キャバ子「ちょっとww 他に良いとこあるとか言う流れやろw」
盛り上がってきたところで1件目out
マッチョ「風邪気味やろしもう帰る?」
キャバ子「2件目行こーよー!」
( ̄ー ̄)ニヤリ
落ち着いた雰囲気のバーin
マッチョ「ジンジャエールで。」飲酒運転ダメ絶対!
マッチョ「キャバ子は確かに顔は整ってる方やけど、それはそれで苦労もあるんやろな。」
キャバ子「せやねん。中高と女友達いないし、いじめられたりしてたし…家族で私だけ落ちこぼれやし…」落ちこぼれと顔は関係ないと思うけど、みんなそれぞれ悩みを抱えているんだなあ…マつを。
マッチョ「俺もうんたらかんたら…省略」ネガティブおもろいエピソードで共感を得つつ笑わせる。
キャバ子「マッチョさんおもろいなあww んで筋肉ある人ってええよな。」
ボディタッチが増えてくる。これが食いつきが上がるってやつか?食いつかれた事がないからわからん…\(^o^)/
マッチョ「そろそろ行こうか。車あるから送ってくわ。」
キャバ子「いいの?めっちゃうれしい!」
そう。ウーロン茶とジンジャエールばっかり飲んでいたことも、あえてギラを控えていたこともすべては布石!社用車ルーティーンで決めたるで!
移動中寒がるキャバ子にコートを貸してやる。
キャバ子「あったかい。なんやかんやで優しいよなw」
マッチョ「ちょっと持って。俺も寒い。」ハンドテスツ!
キャバ子「手あったかいやんw」つないだ手をぶんぶん振り回すキャバ子。確かにかわいいぞクソッタレー!
社用車in!
マッチョ「家○○の方やんな?」
キャバ子「せやで。でも友達が飲もうって言ってるから○○駅でいいよ。」!?家帰らんのかーい!?
マッチョ「もうちょっと一緒にいたいんやけどな。」とりあえず手を握る。
キャバ子「駅まで一緒にいような。」
マッチョ「ほんで信号待ちでキスするやつやろ。」
キャバ子「やらんやらんw」プイッ
車内ギラ難しいぞ。
マッチョ「ちょっと寄り道しよか。」テルーホ駐車場in
キャバ子「なになに?やらんでw」
マッチョ「今日結構楽しかったから抱いたろうかと思って。」直球好きらしいので直球勝負!
キャバ子「どんだけ上からやねんw 今日はやらんでw 友達待たしてるし。」
マッチョ「なんで?生理?下着上下合わせてへんとか?」
キャバ子「生理ちゃうわw 下着は合わせてへんけどそんなんどうでもいいw」
マッチョ「もうこの年になると次会うまで生きてられるかわからんから、今日抱きたいねん。」
キャバ子「まだ20代やろw とにかく今日は気分じゃないねん。今度にしよ。」
具体的なグダは気分じゃないグダと友達グダのみ。気分じゃないグダってどうやって崩すんですか先生!
「とりあえず5分だけ入ってから考えよう」等のグダ崩しトークやらをさらに放り込んで行くも、今日は嫌、友達の所に行くの一点張り。
おっちゃん「あんたら入んの?」ラブホのおっちゃんがあらわれた!
キャバ子「私降りてタクシーで帰ろうか?」ここまで言わせてしまったら負けか。
マッチョ「いや、送るわ。」
図らずしも雰囲気小壊しルーティーンが発動。
キャバ子「トイレ行きたい。」
マッチョ「はいよ。」
コンビニin
〜
キャバ子「スッキリしたー」
マッチョ「うんこならそう言うてけよw」
キャバ子「ちゃうわw この服脱ぐん大変やねん。」
マッチョ「もう結構飲んでるしちょっと酔い覚ましていったら?」ポカリを渡す。
笑い始めるキャバ子。
マッチョ「どしたん?」
キャバ子「ほんま紳士やなーと思ってwww」
マッチョ「おう。よう言われるわ。」
マッチョ「あの光ってるとこなんやろ?入ってみよか。」
キャバ子「マジで時間の無駄やからやめてw」
駅到着
マッチョ「んじゃ元気でな。」
キャバ子「また遊ぼうよ。」
マッチョ「次会う時は抱くから。」
キャバ子「望むところじゃw」
完!
反省
・そこまで流れは悪くなかったと感じる。が、クロージングに入るのが遅かったか。て言うか風邪引いてるなら家に帰れよ…あとJDの活動時間を見誤っていた。
・気分じゃないグダの裏にもしかしたら別のグダがあった?わからん\(^o^)/
・顔とノリの良さは褒められ慣れているらしい。もうちょっと踏み込んだところを褒められれば良かったか。良いワードが出てこず。
・いつもながらクロージングがへたくそ。精進せい。
・ラジオはいざという時に良い曲を流さない。
・2軒目の会計はキャバ子が自分から払った。普通にええ子。